今年出した2冊:ありがとうございました

今年もあとわずかとなりました。一年が経つのは早いものです。

人は歳を重ねるごとにどんどん一年を早く感じるようになりますが、動物もそうなのでしょうか。もともと人の何倍も早く歳をとっていくわけなので、高齢になった動物の一年なんてあっという間なのかも。そう思うと、一日一日が愛おしくなるというものです。

さて、今年もたくさんのみなさまにご協力いただいて、飼育書を発刊することができました。心から感謝しています。本当にありがとうございました。今年の2冊をご紹介します。

1月には「フクロモモンガ完全飼育」。作っていたのは2018年のことでしたが。

フクロモモンガは、かわいいうえにめちゃめちゃ愛情深いかまってちゃんで、かまってあげなくなるとストレスで自分の体を傷つけちゃったりするようなところもあります。
これからもますます人気が高まる小動物だと思いますけど、お迎えするならそうとうの覚悟が必要だと思うのです。

フクモモを飼いたい!という方にはぜひ手にとっていただき、幸せなフクモモライフを送っていただきたいなあと願っています。 

 

そして11月には「新版よくわかるウサギの食事と栄養」。2011年に出した「よくわかるウサギの食事と栄養」の改訂版です。

どんな動物でも食事は大事なんですが、うさぎは草食だったり、歯が伸び続けたり、盲腸が(というか腸内細菌たちが)がんばって働いていることだったりと、食事に注意が必要な特殊な事情がいろいろある動物です。食事が健康のキモです。だからこそ、こうしなくちゃいけないと肩肘張るのではなくて、楽しくうさぎの食生活を手助けしていただけたらなあと思うのです。

うさぎと言葉で会話はできませんが、うさぎのためにと選んだごはんをおいしそうに食べてくれたりするのって(せっかく買ったのに食べてくれないというのも含め)、ひとつのコミュニケーションですから、ある意味会話してるようなもんじゃないですか。うさぎとの会話をお手伝いする一冊です。 

 

こうして書籍として完成すると、前に出てくるのは著者の名前が大きいんですが、本を一冊作るには、とてもたくさんの人たちが関わっているんですよ。誰が抜けても本は作れません。今年の流行語大賞でいえば「ONE TEAM」ですね。みなさま本当にありがとうございました!

 

ではまた。